マドンとドマーネどっちを買う?40代が本気で悩んで分かったこと
ロードバイクの買い替えを考えています。
候補はTREK(トレック)の2台です。
- Madone SL 7 Gen 8(マドン)
- Domane SLR 7 Gen 5(ドマーネ)
なぜこの2台かというと、どちらもアルテグラDi2に乗れる、いちばん手頃なグレードだからです。
コンポーネントはアルテグラDi2にしたい。
でも予算には限りがあります。
TREKでアルテグラDi2搭載モデルを選ぶと、MadoneならSL 7、DomaneならSLR 7が最も価格を抑えられる組み合わせでした。
Madoneは、速さを重視したレーシングロード。
Domaneは、ロングライドでの快適性を重視したエンデュランスロードです。
「自分の乗り方を考えたら、Domaneじゃない?」
自分でもそう思います。
ところが、どうしてもMadoneが気になります。
考えれば考えるほど、
「今Madoneに乗らなかったら、もう一生乗らないんじゃないか?」
そんな気持ちまで出てきました。
この記事では、実際にMadoneとDomaneのどちらを買うか悩んでいる僕が、何を考え、どこで迷っているのかをまとめます。
- MadoneとDomaneで迷っている
- 40〜50代でロードバイクの買い替えを考えている
- スペックの比較だけでは決めきれない
- 「エンデュランスが無難」と分かっていてもレーシングロードが気になる
結論|理屈で選べばDomane、気持ちで選べばMadone
いきなり結論です。
今の僕の気持ちを一言で表すなら、
「理屈ではDomane。でも心はMadone」
です。
これが今回の悩みのすべてかもしれません。
僕がロードバイクでやりたいのは、レースで勝つことではありません。
- しまなみ海道を走りたい
- 琵琶湖一周を楽しみたい
- 景色を見ながらロングライドしたい
- 100km前後の距離を快適に走りたい
- ときどきヒルクライムも楽しみたい
この使い方だけを見ると、Domaneのほうが合っています。
用途だけで判断すれば、
「Domaneで決まり」
となりそうです。
頭では分かっているんです。
それでも決められません。
なぜならロードバイクは、用途だけで買うものではないからです。
前提|現在の愛車と候補の2台
現在の愛車はTREK Émonda SL 6(2018年モデル)
現在乗っているロードバイクもTREKです。
愛車はÉmonda(エモンダ)SL 6。
2018年頃のモデルです。

今でも十分走れますし、大きな不満があるわけでもありません。
不満があるとすれば、リムブレーキであること、ホイールがアルミであること、そして電動変速が欲しくなってきたことくらいです。
長く乗っていると、
「そろそろ次のロードバイクに乗ってみたい」
という気持ちが出てきます。
そこで候補になったのがMadoneとDomaneです。
グレードは、Madone SL 7とDomane SLR 7。
どちらも、アルテグラDi2搭載モデルの中でいちばん価格を抑えられるグレードです。
エモンダからだと、どっちが後継になるの?
Émondaがラインナップされていた頃なら、
- 軽さのÉmonda
- 速さのMadone
- 快適性のDomane
というイメージが分かりやすかったと思います。
ところが現在は、軽量モデルのÉmondaがMadone Gen 8に統合されました。
Madoneはシリーズとしては、「軽さ」と「速さ」を1台で担う位置づけになっています。
「Madone=重たいエアロロード」
という昔のイメージだけでは判断できなくなりました。
ここが余計に悩ましいところです。
Madone SL 7 Gen 8|速さと軽さのレーシングロード
Madone Gen 8は、いかにもエアロロードという極端なデザインではありません。
軽量ロードとエアロロードが融合したようなスタイルです。
タイヤは最大32mmまで対応。
レーシングロードとしては、快適性への目配りも進んでいます。
Domane SLR 7 Gen 5|快適性のエンデュランスロード
一方のDomaneは、長距離を快適に走ることを重視したエンデュランスロードです。
そして今回のDomane Gen 5は、これまでのモデルから大きく変わりました。
特徴的なのが、従来のDomaneを象徴していた快適装置「IsoSpeed」がなくなったことです。
構造をシンプルにすることで、SLRフレームは従来より約305g軽量化されました。
さらに最大40mmの太いタイヤに対応し、快適性はタイヤとしなるシートポストで確保する設計です。
2台の基本スペックを、今の愛車と並べてみる
| Émonda SL 6 (今の愛車・2018) | Madone SL 7 Gen 8 | Domane SLR 7 Gen 5 | |
|---|---|---|---|
| 価格 | ¥320,760 (2018年当時の定価) | ¥850,000 | ¥1,100,000 |
| 完成車重量(公称) | 7.37kg(56cm) | 7.87kg(ML) | 7.66kg(ML) |
| コンポーネント | Shimano Ultegra R8000 (機械式・11速) | Shimano Ultegra Di2 (12速) | Shimano Ultegra Di2 (12速) |
| ブレーキ | リムブレーキ | 油圧ディスク | 油圧ディスク |
| ホイール | MAVIC KSYRIUM PRO UST (アルミ・交換済み) | Bontrager Aeolus Pro 51 (カーボン) | Bontrager Aeolus Pro 51 (カーボン) |
| タイヤ幅(最大) | 25c標準 (最大値は非公表) | 32mm | 40mm |
| 性格 | 軽量クライミング | 軽量エアロレーシング | エンデュランス |
参考に並べた今のエモンダは、サイズが違うので目安ですが、公称値ではこの2台より軽いんです。
買い替えで手に入るのは「軽さ」ではなく、ディスクブレーキ・電動変速・カーボンホイールと、フレームの進化のほうだと分かります。
意外に思われるかもしれませんが、完成車の公称重量は、この2台に限ればDomaneのほうがわずかに軽いんです。
「Madone=軽い、Domane=重い」という思い込みは、グレードの組み合わせしだいで逆転します。
2台の最新の価格・カラー・在庫は、Trek公式サイトで確認できます。

Domaneが「正解」に見える3つの理由
理由1|用途はロングライドが中心
40〜50代になり、レースを中心に走っているわけではありません。
速く走ることはもちろん楽しいのですが、それ以上に、
「気持ちよく長い距離を走りたい」
という気持ちが強くなってきました。

しまなみ海道。
琵琶湖一周。
こうした場所を一日かけて走るなら、前傾姿勢がきついロードバイクより、少し身体を起こして走れるロードバイクのほうがラクです。
Domaneは完成車の状態でも、上体を起こした姿勢を作りやすい設計です。
Madoneも調整で無理のないポジションは作れますが、出発点はよりレーシーです。
理由2|新型Gen 5が魅力的すぎる
新しいDomaneをまとめると、こうなります。
- ロングライド向きの設計はそのまま
- IsoSpeed廃止で構造がシンプルに
- フレームは従来より約305g軽量化
- 最大40mmの太いタイヤに対応
従来のDomaneにあった、
「快適だけど少し重たい」
というイメージがかなり薄くなりました。
正直、発表を見たときは「もうこれでいいじゃん」と思いました。
理由3|買って後悔しにくい安心感
Domaneを見ると、
「自分にはこっちのほうが合っているよな」
という安心感があります。
用途との相性を考えれば、少なくとも僕の使い方では失敗しにくい選択だと思います。
それでもMadoneが頭から離れない3つの理由
理由1|Madoneへの憧れ
なぜ僕はMadoneがこんなに気になるのでしょうか。
考えてみると、答えは意外と単純でした。
Madoneに憧れているからです。
ロードバイクに乗っている方なら分かってもらえると思いますが、自転車選びはスペック表だけでは決まりません。
ショップで見た瞬間、「これ、かっこいいな」って声が出ました。
Madoneには、それがあります。
自転車を眺めただけで、
「これに乗って走りたい」
と思わせてくれる。
この感覚は、趣味のロードバイク選びではかなり重要だと思っています。
理由2|「Madoneに乗るなら今」という時間の問題
考えているうちに、自分の中でひとつ大きなことに気付きました。
それが、
「Domaneはこの先でも選べる。でもMadoneに乗るなら今なのでは?」
という気持ちです。
もちろん、60代でも70代でもMadoneには乗れます。
年齢だけでロードバイクを決める必要はありません。
ただ、ロードバイクは一度買えば5年、10年と乗ることも珍しくありません。
次に買い替える頃には、今よりも快適性を重視するようになっているかもしれません。
ロードバイクを選ぶときは、重量・コンポーネント・ホイール・空力性能などを比較します。
どれも大切です。
ただ40〜50代になって感じるのは、
「これから何年、このスタイルのロードバイクを楽しめるだろう?」
という時間も重要だということです。
だったら、
自分が一番乗りたい自転車に乗れるうちに乗っておく。
そんな考え方もありなのではないでしょうか。
ここまで考えるようになってから、僕の中でMadoneの存在がかなり大きくなりました。
理由3|色まで悩み始めている
さらにMadoneでは、カラーでも悩みました。
白系がいいのか。
青系がいいのか。
実物で見る青はきれいです。
でもワンポイントのデザインが少し気になる。
白はシンプルで格好いい。
ただ、この年代で真っ白なMadoneに乗って似合うのだろうか。
そんなことまで考え始めました。
冷静に考えると、
「DomaneとMadoneのどっちにする?」
と悩んでいるはずなのに、Madoneのカラーまで真剣に悩んでいます。
これはもう、かなり気持ちがMadone側へ行っている証拠かもしれません(笑)。
マドンとドマーネを自分の使い方で比較してみた
僕自身の使い方を基準にすると、こんな感じです。
| 比較ポイント | Madone | Domane |
|---|---|---|
| スピード感 | ◎ | ○ |
| 空力性能 | ◎ | ○ |
| ロングライド | ○ | ◎ |
| 快適性 | ○ | ◎ |
| 前傾姿勢のラクさ | △〜○ | ◎ |
| ヒルクライム | ○〜◎ | ○〜◎ |
| しまなみ海道 | ○ | ◎ |
| 琵琶湖一周 | ○ | ◎ |
| 見た目のワクワク感 | ◎ | ○ |
| 40〜50代の自分への合理性 | ○ | ◎ |
| 今乗っておきたい気持ち | ◎ | ○ |
こうやって表にすると面白いです。
実用面ではDomaneが勝っています。
ところが最後の、
「今乗っておきたい気持ち」
だけはMadoneが圧倒的に強い。
そして趣味のロードバイクを選ぶとき、この項目を無視していいのか。
そこが今回、一番悩んでいるところです。
Madoneでロングライドは無理なのか?
Madoneで100km超えのロングライドはしんどくない?
もちろん、ロングライドを得意としているのはDomaneです。
ただし、
「Madoneではロングライドできない」
という話ではありません。
重要なのは、自分に合ったフレームサイズ・ハンドル位置・サドル位置・タイヤと空気圧をきちんと合わせることだと思います。
僕自身、レースで勝つための極端な前傾姿勢で乗る必要はありません。
ショップで身体に合わせてもらい、無理のないポジションを作れば、
「Madoneでしまなみ海道」
という選択も十分ありだと思っています。
Madoneで琵琶湖一周。
想像すると、かなり楽しそうです。
逆にDomaneを買ったら後悔しないのか?
Domaneを買えば、おそらく満足すると思います。
むしろ実際に乗り始めれば、
「やっぱりDomaneにして正解だった」
となる可能性は高いでしょう。
それでも少し怖いのが、
Madoneとすれ違ったときです。
「あっちにしておけばよかったかな……」
と思わないだろうか。
ロードバイクは決して安い買い物ではありません。
ハイグレードなモデルになれば、簡単に買い直せる金額でもありません。
だからこそ、
買ったあとの満足感だけではなく、買わなかった後悔まで考える必要がある
と思っています。
マドンがおすすめな人、ドマーネがおすすめな人
今回かなり悩んだ僕なりに整理すると、それぞれこんな人に向いていると思います。
Madoneがおすすめな人
- ロードバイクらしい速さを楽しみたい
- エアロロードに憧れがある
- 平坦でもヒルクライムでも軽快に走りたい
- レーシーな見た目が好き
- 走るのは舗装路が中心(タイヤは32mmまでで足りる)
- Madoneを見るとワクワクする
- 「いつかMadone」と思っている
特に最後の、
「いつかMadoneに乗ってみたい」
と思っている人。
意外とここが重要かもしれません。
「いつか」は、放っておくとなかなか来ません。
Domaneがおすすめな人
- ロングライドが中心
- 100km以上をラクに走りたい
- 前傾姿勢を少し抑えたい
- しまなみ海道や琵琶湖一周を楽しみたい
- 荒れた舗装路も気にせず走りたい
- 35〜40mmの太めタイヤも試してみたい
- 速さより快適性を少し優先したい
僕の用途だけを当てはめれば、こちらです。
だからこそ悩みます。
まとめ|最後はスペックではなく「どちらに乗りたいか」
MadoneとDomaneについてかなり調べました。
スペックも比較しました。
自分の走り方も考えました。
それでも最後は、ものすごく単純な問いに戻ってきました。
「どっちに乗りたい?」
合理的に考えればDomane。
でもMadoneを見るとワクワクします。
40〜50代だからDomane、という決まりはありません。
大切なのは年齢そのものではなく、
「その自転車に乗って何をしたいか」
です。
さらに趣味で乗るロードバイクなら、
「その自転車を見ると乗りたくなるか」
も大切だと思います。
玄関やガレージに置いてあるロードバイクを見て、
「今日はちょっと走ってこようかな」
と思える。
それも立派な性能です。
- 理屈で選ぶならDomane(用途との相性はかなり良い)
- 気持ちで選ぶならMadone(憧れと「乗るなら今」)
- 年齢でエンデュランスと決めつけなくていい
- 最後の判断基準は「どっちに乗りたいか」
まだ最終決定ではありません。
ただ、ここまで考えてきて、ひとつだけ分かったことがあります。
僕はかなりMadoneが欲しいようです(笑)。
「正しいロードバイクを買う」のではなく、「乗りたいロードバイクを買う」。
趣味のロードバイクなら、それくらい感情で選んでもいいのではないでしょうか。
さて。
Madoneにするのか。
Domaneにするのか。
もう少しだけ悩んでみようと思います。
この悩んでいる時間も、新しいロードバイクを買う楽しみのひとつですからね。
買い替えを考え始めた経緯は、こちらの記事にも書いています。


