【初心者向け】初心者から上級者へ!テニスの攻撃テクニック:適切なコース・球種・タイミングの選択

- テニスの攻撃テクニック
- 初心者からステップアップするヒント

テニスは単なる力とスピードの競い合いではありません。
技術、戦略、そして緻密な計画が求められるスポーツです。攻撃においては、
- コース(軌道の高さ含む)
- 球種(スピード、回転量)
- タイミング
これらの3つ選択が重要となります。
この記事では、テニスでの攻撃方法において、重要性と方法を初心者にも分かりやすく解説します。
コースの重要性
まずはコースの重要性について説明します。
「コース」
ボールを打つ方向、すなわちコースは、攻撃時に極めて重要な要素です。
相手コートのどの部分を狙うかによって、相手の動きをコントロールし、自分に有利な状況を作り出すことができます。
基本的に、相手がいないオープンコートを狙うことがシンプルで一般的です。
効果的なコースを狙うためには、相手の動きを観察し、ボールの落下点に素早く移動、どのコースにも打てる準備をしておく必要があります。そのために、
- 相手のフォームや打ち方から、次にどこにボールが来るかを予測すること
- 効率的なフットワークを習得すること
- 自分が打つコースを相手に読ませないようにすること
などの技術習得が鍵となります。

「軌道の高さ」
ボールの軌道の高さは、相手のリズムを崩したり、有利なポジションを取るために重要なファクターです。ネットの10㎝上を狙うのか、1m上を狙うのか、ロブで遥か上を狙うのか、戦術によっても変わってきます。
例えば、高い軌道のボールは、相手が攻撃的なショットを打つのを難しくすることができます。一方で、低い軌道のボールは、相手が打ち返しにくい角度を作り出すことができます。
相手の体格やグリップによって得意、不得意な高さがあります。
軌道の高さを変えて試してみることが有効です。

球種の基本
テニスでの攻撃には、球種をうまく活用することがシンプルですが非常に重要です。
球種は大きく「スピード」「回転量」という要素があります。
これらの要素を理解し、状況に応じて使い分けることが、効果的な攻撃へとつながります。そして、これらの要素は組み合わせて利用することが重要です。

「スピード」or「回転量」
ボールのスピードと回転量はどちらもパーフェクトにしようとすると、ミスの原因になります。経験上、どちらかを満たすように意識してボールを打つとミスが減り安定します。
スイングスピードは常に一定で、ボールにインパクトするラケットの角度で調整することを意識すると安定します。テニス経験者なら、「ラケットの振り抜き方を変える」という表現の方が伝わるかもしれません。
スピード
球の速さは、相手にとって反応時間を短縮させるため、非常に重要な要素です。
スピードのあるボールを打つことで、相手のプレイを乱し、攻撃チャンスを作り出すことができます。しかし、ただ速いだけではなく、どのタイミングで速球を使うかがカギとなります。
例えば野球の豪腕ピッチャーがいつもMAXスピードで投げてきたらどうでしょうか?
そのうち打ち崩されます。チェンジアップや変化球があるからスピードの効果が高まるのです。
「チェンジ・オブ・ペース(change of pace)」により緩急をつけることで、自分のスピードを生かしましょう。緩急をつけたテニスをすることで、自分の体力温存し、スピードボールの効果が高まります。
ただし、緩急をつけることで、自分のペースまで乱れてしまうようであれば、無理に使う必要はありません、一度試してみて下さい。

回転量
回転量を変えることで、球の軌道と着地後の動きをコントロールします。トップスピンは球に前進する力を加え、バックスピンはそれを遅らせます。
一般的に回転量を増やせば安定性重視、減らせばスピードが高まる分コントロールが難しくなるといった特徴があります。何度も練習の中で試して、自分のベストな回転量とスピードのバランスを掴みましょう。
応用すれば、ボールにサイドスピンを加え、コートの外に逃げていくボール。相手の体に向かっていくボール等の工夫が可能になります。

最後のキーワード「タイミング」
最後は「タイミング」です。
相手が予想していないタイミングでボールを打つことで、相手のリズムを崩し、ポイントを取るチャンスを生み出すことができます。
タイミングの変化には、ボールがバウンドして跳ね上がっていく途中、またはバウンドの頂点に達するタイミングで打ち返すライジングショットやロブの途中カット等があり、相手の予想を外すことが重要です。
最近はドライブボレー(ノーバウンドでボールをストロークのように振り抜く)も多用されています。

効果的な活用法
これらの選択肢を効果的に活用するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
1.相手の弱点を見極める
相手のプレイスタイルや苦手な球種を分析し、それに合わせた球種を選択します。
厚いグリップでスピンショットを好んで打ってくる相手には、バウンドの低いスライスショットを織り交ぜるなどで、相手がどんな球種の場合にミスが出るのか、チャンスボールが来やすいかを分析し攻略の糸口にします。
2.多様性を持たせる
常に同じ球種を使うのではなく、コース、球種、タイミングを変えることで、相手のリズムを惑わせます。相手に予測されにくいことをすることです。
ただし、この方法は自分自身のリズムも崩れやすくなるので注意が必要です。
3.プレッシャーをかけ続ける
攻撃的な球種を続けることで、相手にプレッシャーをかけ、ミスを誘います。
ネットプレーでプレッシャーを与えることも選択肢の一つとなります。
実践例
サーブの実践例を記載します。
- コース:相手の苦手なバックを狙う。相手がバックを意識してきたらフォアを狙う。更に正面を狙う。
- スピード:ファーストサーブではフラット系のスピードボール、セカンドサーブでは遅いスピンサーブを駆使し、相手のリターンを不安定にさせる。
- 回転量:回転量を変化させて、曲がる、滑る、跳ねるサーブによりミスを誘う。
- タイミング:急にサーブ&ボレーを織り交ぜていく。クイックモーションでサーブを打つ。
まとめ
テニスでの攻撃方法において、コース・球種・タイミングの3要素の活用は、勝利への鍵を握ります。これらの要素を理解し、状況に応じて適切に使い分けることが、上達への近道です。

ここで意識しておきたい事は、これらの要素がパーフェクトであることは必須ではないことです。状況により「コース」のみで良い場合や、「タイミング」だけで良い場合があります。相手の状況によって使い分けるようにすると、ミスのリスクを低減させることが出来ます。
一言でいうならば、「臨機応変に相手の裏をかくよう上手いことやろう」です。テニスが強い人は性格が悪いという噂まであります・・
自分自身の殻に閉じこもってしまうのではなく、相手とボールを通じて対話するところにテニスの面白さがあります。
本記事が、テニスプレイヤーの皆さんの技術向上に役立つことを願っています。
