テニスのサーブの打ち方|種類・ルール・安定させるコツをベテランプレイヤーが解説【社会人向け】
テニスのサーブで、「練習では入るのに試合になると急に入らなくなる」「ダブルフォルトが怖くて、つい当てるだけのサーブになってしまう」ことはありませんか。
社会人になってからテニスを始めた、あるいは再開した方の多くがつまずくのがサーブです。動画でプロのフォームを見ても、体が硬かったり、週1回の練習だったりすると、同じようには動けません。
この記事では、テニス歴30年・今も週末プレイヤーとして草トーやサークルでプレーしている目線で、「速いサーブ」ではなく安定して入って試合で使えるサーブに絞って解説します。
握り・トス・3種類の打ち分け・動作のコツ・ルール、そして大人ならではの「入れ方」まで、一本にまとめました。特に4章では、肩が回らなくなってきた大人でも「狙って入る」サーブにたどり着いた、私自身の遠回りと工夫をまとめています。
先に結論だけ言うと、サーブの握りは基本1つです。フラットもスライスも、握りはコンチネンタルのまま変えるのはトスの位置とボールを擦る角度だけ(スピンを本格的に増やす段階だけ、握りを少しずらす例外があります)。だから1つずつ積み上げれば、着実に安定へ近づいていきます。
- 社会人になってテニスを始めた・再開したが、サーブが安定しない方
- 体が硬い・肩が回らない・週1練習で、動画どおりに打てない方
- フラット・スライス・スピンの違いと使い分けを知りたい方
- セルフジャッジのサークルや草トーで、サーブのルールで「知らずに損」したくない方
サーブだけ、何年やってもしっくりこないんですよね…。種類とかルールとか、結局どこから手をつければいいのか。
わかります。サーブは「土台 → 種類 → 動作 → ルール」の順で整理すると、一気に見通しが良くなりますよ。まずは土台の3つからいきましょう。
1. テニスのサーブの基本|まず押さえる3つ(握り・トス・姿勢)
サーブが安定しない原因のほとんどは、フォームの細かさではなく毎回同じ形で打てていないことにあります。
まずは再現性を生む土台、握り・トス・姿勢の3つを押さえましょう。なお、道具やウェアからそろえたいという方はテニスを始めるのに必要なものもあわせてどうぞ。
① 握り|コンチネンタルグリップ(包丁持ち)
サーブの握りはコンチネンタルグリップが基本です。
ラケット面を地面に対して垂直にして、包丁やトンカチを持つように握る形。利き手で握手をするイメージ、と言ってもいいでしょう。主にサーブ・ボレー・スマッシュで使う薄い握りです。
薄く握ると、インパクトで前腕が自然に返って(後で出てくるプロネーション)ラケットの先が走ります。回転はこれとは別に「擦る角度」で作るので、薄い握りはその土台になります。
逆に、ストロークと同じ厚い握り(イースタンやウエスタン)のままサーブを打つと、打点が前で低くなる・回転をかけられずスピードを上げるとサービスボックスを越えてアウトする・無理に回転をかけると腕に負担がかかりやすい、といった頭打ちが起こります。
大事な、正直な話を一つ。
厚い握りからコンチネンタルに変えると、最初の1〜2週間はむしろ入らなくなり、ボールが左へ逸れる「曲がる時期」が来ます。これは異常ではなく、誰もが通る正常な過程です。
おすすめは、試合は今までの握りで戦いながら、練習だけ薄い握りを並走させること。家でラケッティング(ボールをラケット面で上下に突く)→ 面を表裏で交互に返す → ワンバウンドさせて打つ、と段階を踏むと面の感覚が育ちます。
握りを変えたら全然入らなくなって、心が折れそうです…。
それで正常です(笑)。曲がる時期は、続けていればたいてい抜けていきます。
試合は元の握り、練習は薄い握りの「二刀流」で乗り切りましょう。
② トス|投げずに「押し上げる」
トスの高さの目安は、ラケットを持った腕を真上に伸ばして、そこからラケット1本分ほど上(おおよそ打点+30〜50cm)。
あくまで目安で、身長や狙うサーブで変わります。位置は体の前・利き手側で、ベースラインから50〜60cmほど前(打点の真下から見れば10〜30cmだけ前)に落ちてくるイメージです。
上げ方のコツは、肘と手首を固定して肩を支点に「腕を一本の棒」として上げること。そして「投げる」のではなく「押し上げる」。指のお腹にボールを乗せ、ふわっと押し上げると回転がかからず安定します。
ドリルは簡単で、サーブ練習の前にトスだけを10球上げ、毎回同じ場所(足元に置いたラケットやコーンの上)に落ちるか確認するだけ。トスが安定すれば、サーブはぐっと打ちやすくなります。
③ 姿勢・スタンス|横向きを崩さない
体は横向き(半身)で、両足を結んだラインがベースラインと平行になるように立つのが基本です。
これは「足を置く位置のライン」の話で、つま先の向き(後ろ足は約90度、前足は約45度が目安)とは別の話として整理すると混乱しません。
正面を向いて立つと体が早く開いて手打ちになり、回転もかけにくくなります。インパクトまで横向きを崩さないのがコツです。
足の使い方には2種類あります。
プラットフォームスタンス(足を寄せない)は両足を肩幅に開いたまま打つ形で、バランスが崩れにくく再現性が高い。
ピンポイントスタンス(足を寄せて踏み切る)は体重移動でパワーが出ますが、バランスを崩しやすく、体が硬い人には難易度が高めです。
- 握りはコンチネンタル(薄い握り)。曲がる時期は練習で乗り切る
- トスは「投げる」でなく「押し上げる」。同じ場所に落ちるまで反復
- スタンスはプラットフォーム+大きく跳ばない(小さい伸び上がりはする)。安定が先、パワーは後
2. サーブの種類は3つ|フラット・スライス・スピンの打ち分け
サーブには大きくフラット・スライス・スピンの3種類があります。大事なのは、種類ごとに握りを変えるのではないこと。握りはコンチネンタルのまま、トスの位置とボールを擦る角度を変えるだけで打ち分けます。

| 種類 | 回転 | 弾道・バウンド | 主な使いどころ | 大人の難易度 |
|---|---|---|---|---|
| フラット | ほぼ無回転 | 速く低く伸びる | ファースト | △ 打点と精度が要る |
| スライス | 横回転 | 低く滑る・右利きは左へ曲がる | セカンド/ワイドへ追い出す | ◎ 振り抜きが楽 |
| スピン(キック) | 縦回転 | 高く跳ねる | セカンドの安全策 | △ 肩の可動域が要る |
フラットサーブ|速いが「枠に収める余裕」が小さい
フラットは、ラケット面を相手のサービスボックスに向けて、ボールの背面をまっすぐ打ち抜くサーブです。
回転がほぼかからないぶん球速は出やすいですが、回転で落とせないのでネットを越えて枠に収める「余裕(マージン)」が小さいのが弱点。正確な打点と高さが要るため、基本はファースト向きです。
スライスサーブ|大人の主力。低く滑って「左へ」曲がる
スライスは、ボールの外側を擦って横回転をかけます。おすすめは、ラケットを時計の8時から2時へ振り上げるイメージ(スライススピン)。
真横(3時)に擦る純粋なスライスより、わずかに縦回転が混じってネットの上に余裕ができるので、入る確率が上がりやすくなります。
トスはフラットより少し右。ここがポイントですが、右利きが打つとボールはサーバーから見て「左」へ曲がり、バウンドは低めに滑ります。
この曲がりと低い弾みで相手の打点を下げさせられるので、デュースサイドから外へ追い出すワイドや、相手の体に食い込ませるサーブに効きます。
なお、握りの移行期に左へ「逸れる」のは面が定まらないミスですが、スライスの左は意図して横回転をかけた「武器」の左。狙って曲げているかが分かれ目です。
スライスがセカンドに向くのは、フラットより球速を抑えて曲げられ、コースで稼げるから。ネットを大きく越えて枠に落とす『縦』の安全マージンはスピン系のほうが大きいものの、スライスはそのぶん振り抜きがラクで、肩の可動域も振り上げスピードもそれほど要らず、打点を無理に高くしなくても成立します。
体への負担も小さいので、体が硬い・肩が回らない大人の主力サーブはスライス、と言ってもいいくらいです。
スピン(キック)サーブ|高く跳ねるが、習得は長期戦
スピン(キック)は、ボールの後ろを下から上へ擦り上げて縦回転をかけます(右利きなら時計の7時から1時へ抜けるイメージ)。
トスは頭の後ろ寄り。縦回転でネットを高く越えて落ち、バウンド後に高く跳ねて相手の打点を上げさせるのが武器です。
スピンは3種類で最も動作が複雑で、習得は数ヶ月がかりの長期プロジェクトです。まず安定させたい大人は、フラットとスライスの2枚があれば試合は十分戦えます。スピンは「余裕ができてから」で大丈夫です。
(参考)回転量を本格的に増やす段階では、基本のコンチネンタルからイースタンバックハンド寄りに少し握りをずらす場合もあります。私の感覚では、スピン系はトスを少し高めにすると、落ちてくるボールを下から擦り上げやすく、重力も味方にできて一石二鳥です。
習得する順番|「フラット→スライス」でセカンドまで作る
順番に厳密な決まりはありませんが、よくあるのは
フラット→スライス→スピンの順
です。フラットで「当てる形」を作り、その当て方を外側にずらすだけのスライスを次に。スピン(キック)は最後でかまいません。
社会人なら、まずフラットで形、スライスを即戦力のセカンドにするところまで来れば、試合は十分戦えます。配球やコースで攻める考え方はテニスの攻め方を徹底解説した記事もあわせてどうぞ。
そもそも「プロネーション」って何ですか?よく聞くんですが…。
前腕がドアノブを回すようにパタンと返る動きのことです。パワーの源で、握りが薄ければ意識しなくても勝手に起きます。
手首をこねる動作ではありません。回転は「擦る角度」で別に作るので、プロネーションそのものは回転をかける動作ではない、と覚えておけば十分です。
3. サーブの動作分解|「腕の振り」ではなく「地面から始まる」
サーブは腕の力で打つもの、と思っていると頭打ちになります。実際は地面 → 脚 → 体幹 → 肩 → 腕 → ラケット、と力が順番に伝わる「運動連鎖」で打ちます。どこか1つ抜けると、その先で取り戻せません。
流れを5つに分けると、
①トス
②沈み込み(膝を軽く曲げてタメる=トロフィーポーズ)
③伸び上がり(脚で上方向へ)
④打点(最も高く手を伸ばす一点)
⑤体重移動・フォロースルー
「溜めて、緩めて、鞭のように振る」という一連の流れで捉えると体感しやすいです。
パワーの主役は肩を内側にひねる動き(内旋)です。プロネーションはパワーより「面の向きを合わせる」役。
ジャンプも「高く跳ぶこと」が目的ではなく、上方向へ力を伝えるための駆動で、滞空はあくまで結果です。
まさに自分、腕だけで振ってる気がします…。
手打ち(腕だけ)…脚をサボると腕で全部やろうとしてネットへ。肩や肘に負担がかかりやすくなります。小さな膝曲げ+上方向の駆動で十分(大ジャンプは不要)。
打点が低い…トスは「前」より「高さ」優先。前は(打点の真下から)10〜30cmで足り、前に放りすぎると打点が下がります。面を上に向けたまま振る「お盆持ち」はフォルトの典型。
肩が回らない…体全体を回すのではなく、左右の肩を入れ替えるイメージ。力むほど遅くなり、脱力こそがスピードを生みます。
まとめると、力を入れるほど遅くなる、脱力+小さい膝曲げ+高い打点。この3つを意識するだけで、「手打ち」はかなり抜けます。
4. 大人が「入る」サーブの作り方【この記事の主役】
ここまでが教科書的な基本です。ここからは、週1練習・体が硬い・試合でダブルフォルトが怖い、という大人のための現実解に振り切ります。一度、プロのかっこいいサーブを真似るのはやめましょう。
① まず「スピード」を捨てる
若い頃は誰でも速いフラットに憧れます。でも社会人の試合で効くのは、速さより安定して入って、相手が嫌がる場所に置けるサーブです。主力は前章のスライス。肩を大きく入れ替えず、打点も無理に高くしない「大人仕様」で、「入れて、曲げる」。
スピンは肩の可動域を一番要求するので、肩が回らないうちは後回しでかまいません。具体的な大人仕様のコツは、無理に背中側へ反らさず、バランスを崩さない範囲で届く高さに打点を取ること。
ラケットも肩の高さから振り上げ、無理に背中へ深く入れないようにします。肩の負担を減らしやすく、振り抜きも安定しやすくなります。
② 「同じサーブを2回」打つ
ダブルフォルトを減らす一番の近道は、ファーストとセカンドを別物にしないこと。打点も当て方も変えず「同じサーブを2回打つ」つもりでいるだけで、確率が上がりやすくなります。
もう一つのコツはコンチネンタルで横に振ること。横回転で打つと、ミスが上下(ネット直撃やバックアウト)ではなく左右に逃げます。「大事故」が減って「小事故」で済むので、結果的に入る確率が上がりやすくなります。
逆に、怖くて振りを緩めて「当てるだけ」にすると回転が消えてボールが直線的になり、かえって入りません。セカンドこそ最後まで振り切るのが鉄則です。
③ トスは才能ではなく「回数」
トスが安定しない最大の原因は、実は技術ではありません。利き手と違い、トスを上げる腕は「上げた回数」が圧倒的に足りないだけなんです。
自宅でカゴなど高い的に向かって、近距離から下投げを毎日5〜10球。スマホで撮って「腕が速すぎないか」「途中で止まっていないか」「離すのが早くないか」を確認すると、だんだん安定してきます。
- トス10球(同じ場所に落とす)
→ スライス20球(狙うコースは1つに絞る)
→ 同じサーブでセカンド10球 - 全部を入れにいかず「8割入れば合格」。
フォームの細かさより“同じ動作のくり返し”を優先する
完璧を目指して置きにいく必要はありません。セカンドが80%入れば、ダブルフォルトは約8%=だいたい2ゲームに1回の計算です(ファースト60%として試算した一例)。
むしろファーストは「30%の速い球」より「60%入る安定した球」のほうが試合では強い。「10本中2本は外していい」くらいの気持ちで、振り切ったほうが結果が出ます。
どうしても今日の試合を落とせない日は、やや厚めの握りで「当てるだけ」のサーブも応急処置としてアリです。
ただし、それを最終形に固定すると半年後に回転の土台が育たず頭打ちになります。「今日入れる応急処置」と「薄い握りで育てる練習」を並走させるのが、長く上達し続けるコツです。
狙い所に迷ったら「センター」。
対角の距離が短く、ネットも中央が一番低いので、マージンが大きく一番入りやすい狙い所です。
緊張対策はルーティンの型を決めること
→ ボールを決めた回数つく
→ 鼻から吸って長く吐く
→ 狙い所を1点に決める
→ トス
→ 振り切る
同じ手順を毎回踏むと、試合でも再現性が上がります。

私が30年やってきて一番大切にしているのが、サーブを「上から下へ打ち下ろす」のではなく、やや上に向かって振り抜くイメージを持つことです。ボールは重力で勝手に落ちてくれるので、こちらは上へ振り抜くくらいでちょうどいい。
面を上に向ける「お盆持ち」とは別物で、あくまで振り抜きの方向を上へ、という意味です。とくに速いフラットを狙うときほど、つい打ち下ろしたくなるので、この意識を強く持つようにしています。
もう一つ、フォルトが増えてきたら、まずトスを高くし直します。緊張するとトスは知らないうちに低くなり、打点も下がって、肘が伸び切らないところで当たるので力が伝わりません。
私のイメージは「いつもの1.5倍」くらい高く——といっても、実際は10cmも上がっていないんですけどね(笑)。それくらい大げさに意識して、ちょうど元の高さに戻る感じです。
5. 試合で意外と迷うサーブのルール|セルフジャッジで損しない確認ポイント
サークルや草トーは、審判のいないセルフジャッジが基本です。
サーブが2回まで・デュースサイドから始める、といった基本ルールは前提として、ここでは経験者でも現場で意外と取りこぼす「損する勘違い」に絞って、公式ルール(ITF/日本テニス協会)で裏を取って確認します。
- サーブは1ポイント2回まで(ファースト/セカンド)。2本続けてフォルトで「ダブルフォルト」=失点
- 各ゲームは右(デュースサイド)から。奇数ポイントは右、偶数ポイントは左(アドバンテージサイド)
- ボールはネットを越えて対角のサービスボックスへ入れる
フットフォルト|「越える」ではなく「触れた瞬間」
構えるときは、両足をベースラインより後ろ、センターマークとサイドラインの延長の内側に置きます。
動作中に歩いたり走ったり、足がベースラインやコート内に「触れた」時点でフットフォルトです。大事なのは「線を越える」ではなく「触れる」こと。踏んだ瞬間にアウトです。
ちなみにジャンプして打つのはOK。空中にいる間は線に触れていない扱いで、打ち終わってからコート内に着地するのも問題ありません(足の制約は、構えてから打つ瞬間までです)。
セルフジャッジでは相手のフットフォルトは見えづらく揉めやすいので、指摘は慎重に、自分の足元は自己申告で、が大人のマナーです。
サーブのとき、つま先がちょっと線に乗るくらいなら大丈夫ですよね?
いえ、「越えた」ではなく「触れた瞬間」でフォルトです。打つ前に足が線に触れているだけでも取られるので、気づかず損している人が本当に多いポイントですよ。
レット(ネットイン)|何回でも打ち直せる
サーブがネットに触れて、それでも正しいサービスボックスに入れば「レット」で打ち直しです。打ち直しの回数に制限はありません(プロでも連続でレットになることがあります)。
なお、ネットインでレットになるのはサーブだけです。ラリー中にボールがネットに触れて相手コートへ入った場合は、打ち直しではなくそのままプレー続行になります。
勘違いしやすいのが、レットは直前のフォルトを取り消さないという点。セカンドサーブがネットインしてレットになっても、ファーストには戻らず、セカンドをもう一度打つだけです。
また、ラリー中にボールがネットに当たって入るのはレットではなく、そのまま続行。サーブのネットインと混同しないようにしましょう。
トスを上げて打たずにキャッチ|やり直してOK
トスを上げたものの、しっくりこなくて打つのをやめた——この場合、手で掴んでも、見送ってバウンドさせてもフォルトにはなりません。やり直せます。
ただし打ちにいって空振りしたらフォルト(打つ意思の有無が分かれ目)。また、ポイント間は25秒の時間制限があるので、何度もやり直すのは現実的ではありません。
| 状況 | 判定 | どうなる |
|---|---|---|
| サーブがネットに触れて入った | レット | 打ち直し(回数制限なし) |
| セカンドがネットインしてレット | レット | セカンドをもう一度(ファーストに戻らない) |
| 2本続けてフォルト | ダブルフォルト | 失点 |
| 構えや動作中に足がラインに触れた | フットフォルト | そのサーブはフォルト |
| トスを上げて打たずキャッチ・見送り | セーフ | もう一度トスからやり直せる |
| 打ちにいって空振り | フォルト | 2本のうち1本を消費 |
6. サーブのよくある失敗と改善+FAQ
最後に、つまずきやすいポイントと、よくある質問をまとめます。
- ネットにかかってばかり
→ トスが低い・前すぎる/面を上に向けて振る「お盆持ち」 - 大きくアウトする
→ トスが後ろすぎる・面が上向き・力みすぎ - 試合だと急に入らない
→ ファーストとセカンドで打ち方を変えている(「同じサーブを2回」に) - 握りを変えたら入らない
→ 移行期の「曲がる時期」。試合は元の握り、練習は薄い握りで並走
サーブに限らずミス全般を減らすコツは、テニスのミスが多い原因と減らし方にもまとめています。
よくある質問(FAQ)
短く答えてほしいです!
Q. サーブの種類でグリップは変えるの?
A. 基本は変えません。コンチネンタル1つで、トスと擦る角度で打ち分けます(キックで回転を増やすときだけ、少しずらす場合があります)。
Q. 大人はどのサーブから覚えるべき?
A. フラットで「当てる形」を作り、スライスを即戦力のセカンドに。スピン(キック)は肩の可動域を一番使うので、余裕ができてからで十分です。
Q. ダブルフォルトが止まりません…
A. 緩めて「当てるだけ」が逆効果です。「同じサーブを2回」+最後まで振り切る、が基本。
Q. プロネーションは意識すべき?
A. 意識しなくてOK。脱力して腕を伸ばせば自然に起きます。意識して手首をこねると、肩を痛める原因になりやすいです。
Q. セカンドはどこを狙えばいい?
A. 迷ったら「センター」。対角の距離が短く、ネットも中央が一番低いので、マージンが大きく安全です。
まとめ|サーブは「握り1つ・狙って入れる」から
- 握りはコンチネンタル1つが基本。変えるのはトスと擦る角度だけ
- 大人の主力はスライス(入れて・曲げる)。スピンは余裕ができてから
- ファーストとセカンドは「同じサーブを2回」+最後まで振り切る
- トスは才能ではなく反復回数。自宅ドリルで毎日コツコツ
- ルールは基本だけでなく、セルフジャッジで「知らずに損」する盲点まで押さえる
「速いサーブ」より「安定して入って試合で使えるサーブ」。
安定が先、パワーは後。この順番さえ間違えなければ、サーブはあなたの心強い武器に育っていきます。
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